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求人広告等で見かける「求める人物像」には、抽象的な文言が並んでいます。中小企業の採用担当者は、あまり考えずにテンプレートを使い回しているのかもしれません。しかし選考方法も含めて、大企業の真似をするだけでは、採用業務は上手くいきません。中小企業には中小企業の特徴があり、それが反映された「人物像」でなくてはならないのです。そもそも採用の手順を細かく解説した書籍は世に出回っていないため、担当者は苦労しているでしょうが、勝手が分かるようになるまで損失を出し続けるのも馬鹿らしいというものです。損失額を甘く見てはいけません。筆者の調べでは、採用で失敗すると、最大数千万円の損失が発生します。中小企業には大きな痛手となる数字です。

 採用担当者が心掛けるべきは、社員は会社の骨格であるということです。緻密なマニュアルが存在しても、それを実行するのは人間です。中小企業ばかりではありません。大企業の社員もまた、人が違えば会社の将来は大きく変わります。例えばクライアントへの対応、商品開発、人事、経理、システム開発等の部門は、優秀な人材を必要としています。経営者のビジネスモデルを軌道に乗せるためには、面接に来る若者の能力、為人を短期間で見抜かなければなりません。

 求人方法も大切ですが、採用担当者がまず取り組まなければならないのは、求人広告を出すまでの準備です。それは、採用活動の動機、目的を明確化したり、上手くいかなかった時の損害額を算出したりすることに他なりません。これらが整って初めて、書類選考、面接を行うことが出来るのです。

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